ホテルに食事処が無かったので、淡路島でバーガーを3軒食べた

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バーガー3軒は、狙ってやったわけじゃない

1泊2日で淡路島に行った。中学1年の息子と2人。

行ってみたら、バーガーを3軒はしごしていた。1軒目が初日の朝10時、2軒目がその日の夜、3軒目が翌日の午前11時。あいだにホットドッグ屋のスムージーも挟んでいる。

食べ歩き企画をやろうとしたわけではない。予約した宿に、食事処が無かった。それだけの理由でこうなった。

予約確認書には、こう書いてあった。

当ホテルには食事施設がございません

つまり朝食も夕食も、自分でどうにかする前提の宿だ。安く泊まれる代わりに、食事は外に出る。その結果が、バーガー3軒だった。

先に言っておくと、これは失敗談ではない。淡路島は、外に出たほうが確実に美味い。

先に、かかった金額を全部出す

大人1人+中学生1人、1泊2日。

区分 金額
レンタカー(タイムズカー) 13,390円
高速・橋(ETC往復) 約6,060円
淡路島アドベンチャーRIBライド(2名) 16,000円
飲食・土産・その他 22,943円
宿泊 0円
合計 約58,400円

宿泊費がゼロなのは、Marriott Bonvoyのポイントが20,000ポイント貯まっていたからだ。過去の決済でたまたま貯まっていた分で、再現性のある貯め方を私は持っていない。 ここは正直に書いておく。

なので、現実的な数字はこっちになる。

宿を現金で払った場合:約87,100円

この記事の数字は、全部レシートと明細から出している。以下、内訳を場面ごとに。

1軒目:Burger & Cafe MAHOROBA(朝10時14分)

朝8時56分に西宮でレンタカーを借りて、明石海峡大橋を渡る。橋を渡ってすぐ、島の北端の野島というエリアに、開店直後の店がある。

10時14分、会計。3,850円。

品目 金額
てりやき 1,700円
チーズバーガー 1,850円
フライドポテト(シューストリング) 300円

MAHOROBAのチーズバーガー。輪切りではないピクルスが串で立っている

チーズバーガーが1,850円。この時点で「淡路島のバーガーは安くない」ということが分かる。

出てきたチーズバーガーには、輪切りではない巨大なピクルスが串で刺さって立っていた。写真を撮る前提の盛り方だ。実際そうした。

朝10時にこれを食べたので、当然この日の昼は入らなくなる。それが後の伏線になる。

福良に泊まると、こうなる

島の北端から南端の福良まで、車で1時間ほど南下する。

泊まったのは、フェアフィールド・バイ・マリオット兵庫淡路島福良

14時23分にチェックイン。部屋は224号室。

この宿の性格は、はっきりしている。

  • 食事処は無い(朝食も夕食も出ない)
  • 駐車場は無料・38台
  • 部屋はツイン、必要なものは全部ある
  • 道の駅福良のすぐ隣

フェアフィールド・バイ・マリオット兵庫淡路島福良の客室

「ホテルで完結させたい人」には全く向かない。逆に「寝る場所として割り切って、食事は外に出る人」には、これ以上ないくらい合っている。

そして福良に泊まる最大の利点が、この立地だ。

道の駅福良が隣にあるので、体験も買い物も歩いていける

淡路島アドベンチャーRIBライド の乗り場が、この道の駅福良(うずしおドームなないろ館)にある。宿から歩ける。

RIBというのは海上保安庁や海上自衛隊が使っている高速艇で、それに乗って45分間、福良湾から鳴門海峡付近までを走る。ジェットコースターに近い。

料金と条件を先に出しておく。ここは事前に知らないと予算が狂う。

項目 内容
料金 大人 8,000円/小人 4,000円
大人の定義 中学生以上
小人の定義 小学生
身長制限 140cm以上
所要時間 45分
定休日 火曜(祝日は営業)
出航 土日祝7便/月・水・木・金5便
受付 出航20分前まで。過ぎると乗れない

無料で付くもの:乗船写真データ、乗船中のドリンク、防寒ウェア・ゴーグル・手袋・ニット帽・ライフジャケットのレンタル。

うちの息子は中学1年なので、大人料金だった。 小学生なら4,000円で済んだところが8,000円になる。2人で16,000円。中学生の子を連れていく人は、ここを見落とすと予算が倍近く変わる。

それともうひとつ、これは渦潮を見に行くコースではない。渦潮クルーズだと思って予約すると、期待するものが出てこない。福良湾を抜けて鳴門海峡付近から阿万沖を回る、速さと景色のコースだ。

写真について:乗船中の写真は撮っていない。無料の写真サービスも付いていたが、使えるカットが無かった。海の上を時速で走っている最中にスマホを構えるのは、現実的ではなかったということだと思う。

地元スーパーに行くと、物価が分かる

15時59分、キクカワストアーという地元のスーパーに寄った。

品目 金額
鱧の湯引き 420円
鯛(刺身) 398円
サザエ 2個 700円(1個350円)
合計(税込) 1,639円

キクカワストアーの鱧の湯引き420円と鯛398円。どちらも淡路産

鱧の湯引きが420円、鯛が398円。 淡路産のラベルが貼ってある。

朝にバーガーを1,850円で食べた同じ日に、鱧が420円で売られている。これが淡路島の物価の実際で、観光価格と生活価格が同じ島の中で並んでいる。

これを買って帰れる、というのが福良に泊まる利点だ。部屋で食べるなら、夕食代は1,639円で済む。

……のだが、我々はこの後バーガーを食べに出た。

2軒目:SHIMAUMA BURGER 南あわじ店(夜18時25分)

宿には食事処が無い。部屋にはスーパーで買った鱧と鯛がある。それでも夜はバーガーを食べに出た。中学生と2人旅だと、こうなる。

18時25分、会計。4,800円。

品目 金額
ザ淡路牛 シングル 黒毛バーガー 2,400円
ザ淡路牛 シングル プレミアムバーガー(セット) 2,400円

SHIMAUMA BURGERの淡路牛バーガー

店内の価格表によると、人気No.1の「ザ淡路牛 シングル プレミアムバーガー」が単品1,800円、セット2,400円。ダブルにすると単品2,300円、セット2,900円。

淡路牛のバーガーが1個1,800円、というのが2026年8月時点の現行価格だ。

ここで気づいたことが2つある。

1つめ。包み紙が2種類混ざっていた。 SHIMAUMA BURGER の紙と、L&L BURGER の紙。レシートの屋号も「L&L BURGER 国衙店」になっていた。同じ店がブランドを併記しているらしい。予約サイトや地図アプリで探すとき、どちらの名前で出るか分からないので、両方で調べたほうがいい。

2つめ。宿に置いてあった近隣飲食店のメニュー集に、この店の紙メニューが入っていた。 そこに載っていた価格は、実際の店頭価格より全品100円安い旧価格だった。宿の資料を見て予算を立てると、100円ずつずれる。

3軒目:AWAJISHIMA BURGER WORKS(翌朝、淡路SA)

翌朝は福良を早めに出て、島の北端まで戻る。帰り道にある淡路サービスエリアが、この旅の最後の目的地になった。

まず大観覧車(1人800円)

10時19分、2名で1,600円。

高速道路のサービスエリアに観覧車がある。乗ると、明石海峡大橋と岩屋の街並みが正面に見える。この旅でいちばんいい写真が撮れたのは、ここだった。

1人800円で、橋を上から見られる場所は他にない。時間が余ったらではなく、最初から予定に入れていい。

淡路SAの大観覧車から見た明石海峡大橋と岩屋の街

土産(3,234円)

品目 金額
たこせんべい 594円
キャラクターグッズ 4個 2,640円(1個660円)
合計 3,234円

土産代3,234円のうち、2,640円がグッズ4個。 食品は594円のたこせんべいだけだった。中学生と行くと、土産の中身はこうなる。

そして3軒目のバーガー(3,780円)

10時51分、会計。3,780円。

品目 金額
ダブルチーズバーガー サイドセット 2,100円
チーズバーガー サイドセット 1,680円

券売機で買う。レジは休止中だった。

席は海側のカウンターで、明石海峡大橋を見ながら食べられる。景色でいえば、3軒のなかでここが一番よかった。

AWAJISHIMA BURGER WORKSの海側カウンター席

前日の朝10時に1軒目、その日の夜に2軒目、翌日の11時に3軒目。24時間ちょっとでバーガーを3個食べたことになる。 息子は平気だった。私は3軒目の後半がきつかった。

交通費の話(ここが一番聞かれる)

淡路島の記事で一番知りたいのは、たぶんここだと思う。

レンタカーは13,390円。ガソリン代はゼロ

使ったのはタイムズカー。8月16日8時56分に借りて、翌17日12時42分に返却。29時間42分、244km。

項目 金額
時間料金 8,800円
距離料金 4,480円
安心補償サービス 550円
給油割引 -440円
合計 13,390円

ここは強調しておきたい。カーシェアは燃料代が料金に含まれる。 244km走って、ガソリン代の追加負担はゼロだった。それどころか、途中で給油したことで440円の割引が付いている。

「レンタカー代+ガソリン代」で予算を組むと、実際より高く見積もることになる。

ETCは往復で約6,060円

区間 金額
行き 宝塚IC → 淡路IC(日曜) 約2,200円
帰り 西淡三原IC → 宝塚IC(月曜) 3,860円

帰りのほうが1,600円ほど高い。理由は2つある。

1つは距離。 帰りは島の南端(西淡三原IC)から乗ったので、島内の高速区間が60km以上ある。行きは橋を渡ってすぐの淡路ICで降りているので、島内はほぼ走っていない。

2つめは曜日。 行きは日曜、帰りは月曜。ただしこれは思ったほど効かない。明石海峡大橋を含む神戸淡路鳴門自動車道は、ETCの平日料金と休日料金が同額だからだ。休日割引が効くのは本州側の中国自動車道の区間だけで、橋そのものは安くならない。

「休日に行けば橋代が安くなる」と思っている人は、ここを間違えている。

総額をもう一度、全部並べる

項目 金額
レンタカー(タイムズカー・29時間42分/244km) 13,390円
ETC 往復 約6,060円
RIBライド 大人2名 16,000円
出発前の買い出し(コンビニ) 1,701円
MAHOROBA(1軒目) 3,850円
GURUDOG バナナスムージー2杯 1,120円
キクカワストアー(鱧・鯛・サザエ) 1,639円
SHIMAUMA BURGER(2軒目) 4,800円
コンビニ(夜) 1,219円
大観覧車 2名 1,600円
土産 3,234円
AWAJISHIMA BURGER WORKS(3軒目) 3,780円
宿泊 0円
合計 約58,400円

1人あたり約29,200円。ここに宿泊費が乗ると、1人あたり約43,600円になる。

支出の1位はRIBライドの16,000円で、2位がレンタカーの13,390円。 バーガー3軒を合計しても12,430円で、3位にしかならない。体験と移動が高く、食事は思ったほど効いていない。

宿をどこで予約するのが得か(正直に書く)

この宿を現金で泊まる場合、料金を調べた結果はこうだった。1泊2名・素泊まり。

予約先 料金
公式サイト(Bonvoy会員料金) 28,738円
楽天トラベル 30,250円
じゃらん 30,250円
一休.com 30,250円
Yahoo!トラベル 30,250円
Booking.com / Expedia / Hotels.com / Trip.com / Agoda 30,250円

主要な予約サイトは、全部30,250円で横並びだった。 どこで取っても同じ金額になる。

最安は公式サイトの会員料金28,738円で、差は1,512円。 会員登録は無料なので、単純に安く泊まりたいなら公式が正解になる。

そのうえで、楽天ポイントを貯めている人や、楽天のキャンペーン期間中であれば、還元込みで楽天トラベルのほうが有利になることはある。どちらが得かは、その人が普段どこのポイントを使っているかで変わる。

主要な予約サイトは同額なので、普段ポイントを貯めているところで取ればいい。 下は同じ宿の予約ページ。

繰り返すが、最安は公式サイトの会員料金28,738円で、上のどれよりも1,512円安い。 会員登録は無料なので、単純に安く泊まりたいなら公式が正解になる。

ちなみに私が使った20,000ポイントは、28,738円の部屋に充てたので1ポイント=約1.44円の計算になる。ポイントの使い道としては悪くない。ただし繰り返すが、この貯め方に再現性はない。

これから行く人へ、実用情報だけまとめ

予算
– 大人1+中学生1で、宿代込み約87,000円(1泊2日・レンタカー利用)
– 宿泊費を別にすれば約58,400円

RIBライド
– 中学生から大人料金8,000円。小人料金は小学生まで
– 身長140cm以上
– 火曜定休
– 受付は出航20分前まで。過ぎたら乗れない
– 渦潮を見に行くコースではない

宿(フェアフィールド淡路島福良)
– 食事処が無いので、朝食・夕食は外で確保する前提
– 駐車場は無料・38台
– 道の駅福良の隣。RIBライド乗り場まで歩ける
– 道の駅の駐車場は使えないので、ホテルの駐車場に停める

交通
– カーシェアならガソリン代はかからない
– 明石海峡大橋は休日割引が効かない
– 島の南まで行くと、帰りの高速代が1,600円ほど上がる

バーガー3軒の実額
– MAHOROBA 3,850円(2人・ポテト付き)
– SHIMAUMA BURGER 4,800円(2人・セット2つ)
– AWAJISHIMA BURGER WORKS 3,780円(2人・セット2つ)
– 淡路牛のバーガーは1個1,800円前後が相場

穴場
– 淡路SAの大観覧車、1人800円。明石海峡大橋を上から見られる
– 地元スーパーの鱧の湯引き420円。観光地価格と生活価格が同じ島にある

最後に

食事処の無い宿を選んだせいでバーガーを3軒食べた、という話をした。

ただ、書き終えてみると、これは宿の選び方として間違っていなかったと思う。ホテルで完結する旅なら、その島に行った意味は半分になる。鱧が420円で売られているスーパーにも、明石海峡大橋を見ながらバーガーを食べるカウンターにも、たどり着かなかった。

食事処が無いのは欠点ではなく、外に出る理由だった。

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