結論
2018年に6万円で買った中古のドラム式が壊れたので、200,510円かけて新品に買い替えた。
年あたりの本体コストで並べると、こうなる。
| 金額 | 使用期間 | 年あたり | 月あたり | |
|---|---|---|---|---|
| 中古(2018年6月〜2026年9月) | 60,000円 | 8年3ヶ月 | 7,273円 | 606円 |
| 新品(同じ8年3ヶ月もった場合) | 200,510円 | 8年3ヶ月 | 24,304円 | 2,025円 |
金額だけ見れば中古の圧勝だった。 月606円は、どう考えても安い。
それでも新品にした。差額は140,510円、月あたり1,419円。この記事は、その1,419円で何を買ったのかという話だ。
前提
| 項目 | 中古 | 新品 |
|---|---|---|
| 機種 | 日立 BD-V3600 | 東芝 TW-127XP5L(W) ZABOON |
| 購入 | 2018年6月・メルカリ | 2026年8月31日・XPRICE |
| 状態 | 2013年製の5年落ち | 新品 |
| 金額 | 60,000円 | 200,510円(内訳は後述) |
| 使用終了 | 2026年9月4日 | — |
購入先をXPRICEにしたのは、価格.comで調べて最安だったからだ。
中古機は8年3ヶ月もった
これが一番言いたいことかもしれない。
2013年製を5年落ちで買って、そこから8年3ヶ月使った。製造から数えると約13年2ヶ月動いていたことになる。 中古のドラム式は当たり外れが大きいと言われるが、この個体は当たりだった。
6万円を99ヶ月で割ると月606円。8年間、洗濯乾燥機に月606円しか払っていない。 この数字を超えるのは、新品ではまず不可能だ。
壊れ方は「じわじわ遅くなる」だった
ある日突然止まったわけではない。給水が少しずつ遅くなり、すすぎに時間がかかるようになった。
最後のほうは、お急ぎコースで1時間半かかっていた。 本来なら20〜30分で終わるコースだ。
給水口フィルターの掃除、蛇口の全開確認、ホースの折れ確認は全部やった。どれも効かなかった。残るのは給水弁(電磁弁)という内部部品の故障で、ここまで来ると自分では直せない。
修理も現実的ではなかった。 洗濯機の補修用部品の保有期間は製造打ち切りから6年が一般的で、2013年製はとうに過ぎている。部品があるかを問い合わせる手はあったが、仮に給水弁を直しても、13年動いた個体の他の部品がいつ来るか分からない。
新品の実額
XPRICEの注文明細から、そのまま出す。
| 項目 | 金額 | 構成比 |
|---|---|---|
| 東芝 TW-127XP5L(W) 本体 | 182,800円 | 93.4% |
| 延長保証5年 | 10,000円 | 5.1% |
| 安心設置サービス | 2,980円 | 1.5% |
| 送料 | 0円 | |
| 手数料 | 0円 | |
| 小計 | 195,780円 | |
| 旧機のリサイクル回収(別建て) | 4,730円 | 2.4% |
| 総額 | 200,510円 |
洗濯12kg、乾燥7kg、左開き。温水機能つきのモデルを選んだ。
リサイクル回収費の内訳は、再商品化等料金2,300円、収集・運搬料金2,000円、消費税430円。
この4,730円は注文明細に載らず、当日に別で払う。 見積もりを立てるときに漏らしやすい。
月1,419円で何を買ったのか
差額140,510円を、中古と同じ8年3ヶ月で割ると月1,419円になる。10年もてば月1,171円だ。
この金額で手に入ったものを、値札のつくものとつかないものに分けて書く。
値札がつくもの
- 延長保証5年(10,000円)。 中古にはこれがない。故障したらそのまま買い替えだった
- 設置と回収の手配(2,980円)。 買った店が業者を手配し、搬入・設置・旧機の引き取りをまとめて済ませた。業者が来てから帰るまで50分だった。 旧機の取り外しと搬出、新機の搬入・設置・試運転、リサイクル券の処理まで含めてこの時間で終わる
値札がつかないもの
洗濯から乾燥まで1時間20分で終わる。 ここが一番大きい。
先代は、故障しかけていた最後のほうでお急ぎ洗濯だけで1時間半かかっていた。乾燥はそこから別にかかる。
つまり同じ1時間20分で、片方は洗濯すら終わらず、もう片方は乾燥まで終わっている。
この差が生活に効くかどうかは、洗濯の回数で決まる。週に5回まわす家なら、月1,419円は1回あたり57円だ。その57円で、干す作業が消える。自分の時間を1時間いくらで見ているかを入れれば、答えは自分で出る。
中古で同じことをやろうとすると
メルカリで安い個体を見つけても、ドラム式は追加費用が積み上がる。取り付け作業料と、手元の旧機の処分費が別にかかる。本体価格の差が2万円以上ないと逆転しないという計算になりやすい。
加えて、ドラム式は輸送時に内部を固定する専用ボルトを締めないと運搬の振動で壊れる。個人出品ではこれが締められていないことがある。
2018年に私が引いたのは当たりだったが、再現性のある話ではない。
合わなかった点
奥行きが10cm手前に出た。 先代は幅735mm・奥行620mmで、今回は幅645mm・奥行720mm。横は9cmスリムになったが、その分手前にせり出す。洗面所のドアや通路が狭い家では、ここで詰まる。
高さの余裕がほとんどなかった。 蛇口までの限界が112cmで、本体高さが106cm。かさ上げ台は1段だけ入った。2段は無理だった。
かさ上げの余裕がないと、洗濯機の下は掃除できない。 ドラム式は重くて自分では動かせないので、下のホコリと排水口はそのまま放置になる。
そして単純に高い。 195,780円は一度に出す金額としては大きい。中古なら6万円で8年動いた実績があるので、金額だけを見れば中古を選ぶのが合理的だ。
機種選びはAIと一緒にやった
今回、機種を決めるまでの作業をAIと相談しながら進めた。何が効いて何が効かなかったかを書いておく。
効いたのは寸法の照合だった。 今使っている機種の幅・奥行・高さと、候補機種の数値を並べて、蛇口の高さ制限に収まるかを何度も確認した。カタログの数字を突き合わせる作業は、人間がやると読み飛ばす。ここは正確だった。
選択肢の整理も速かった。修理・自分で交換・買い替えの3つを、費用と難易度で並べるところまでは一瞬で出る。
効かなかったのは、現物と当日の判断だ。 蛇口が前に出っ張っているかどうか、かさ上げ台が何段入るかは、メジャーを当てないと分からない。実際、かさ上げが1段入るかどうかは設置当日まで確定しなかった。
結論として、AIは「候補を絞る」ところまでは強く、「入るかどうかを決める」ことはできない。 測るのは人間の仕事として残る。
これから買い替える人へ
- 給水が遅くなったら、まず給水口フィルターを掃除する。 これで直ることが多い。それでも直らなければ給水弁の故障を疑う
- 製造から10年を超えていたら、修理は期待しない。 部品保有期間は製造打ち切りから6年が一般的
- 測るのは3箇所。 蛇口までの高さ、防水パンの内寸、搬入経路の幅。奥行きは今より伸びる前提で見る
- かさ上げは高さに余裕がないとできない。 蛇口の高さから逆算する
- 中古を狙うなら本体価格の差が2万円以上ないと逆転しない。 取り付け料と旧機の処分費が別にかかるため
- 価格.comで最安を調べてから、設置と回収を一括で頼めるところで買う。 別々に手配すると手間と費用が増える


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